921地震教育園區
2015.06.27
弊社の研修旅行で、台中市にある「921地震教育園區」を訪れました。
台湾中部において1999年9月21日にマグニチュード7.3の大地震が発生し、死者2,415人、行方不明者29人、重軽傷者11,305人という被害を出した。
ここは当時中学校で、グランドの断層の隆起や、倒壊した校舎など震災の遺構として後世に残し、その被害を科学的に解説し、さらには防災、減災の知識の大切さが学べる施設です。
震災発生後、8年目2007年に完成した施設です。断層保存館、地震工学教育館、再建記録館、映像館、防災教育館などで構成されています。
校庭の断層隆起 校舎の倒壊状況 解説施設内部
当時の被害状況が保存され一目で解り、地震発生のメカニズムや地理的要因などが科学的に解説がなされており、1999年の地震を体験していない小さい子供でも、クイズに答えスイッチを押したり、触れることのできる展示物により、遊び、学べる工夫がなされていました。
震災直後、中越地震の記憶を残す「おじや震災ミュージアム「そなえ館」」を訪れたことも有りました。これも震災から7年後に整備されたそうです。
記憶は薄れます。未来を担う子供たちのために、今後ここ福島にも原子力発電所事故を含めた「3.11震災」を学べる身近な防災教育の場所が必要なのだと確信しました。
( 河野 忠 )