社内研修旅行 台湾
2015.06.22
社内研修旅行で6月18日から6月21日まで台湾に行ってきました。
台湾には日本の建築家による作品が多数あり、
今回は伊東豊雄氏の作品に注目しました。
台中市「メトロポリタンオペラハウス」
人間の体内をイメージしたという不思議な形をした建物です。
伊東氏の問いかけにこんな言葉がありました。
「人間にとって胃の中は、体の内部なのか外部なのだろうか。」
その答えとして伊東氏は、
「胃の中は体の外部とつながっているので、私たちが食べたものがなくならないうちは、
まだ”外なんだ”ということもできるわけです。
どこまでが外でどこからが中なのかわからない。
そういう状態を、建築でもつくってみるとおもしろいなあとおもいます。」
自由な形ですが、決して無秩序でもない。
曲面をコントロールする独自のアルゴリズムがあるからこそ、
ダイナミックな空間を持つことが可能な建築物としているようです。
建築の自由度は広がり、建築に携わる者として、考えるべきことも増えていると感じます。
自由な発想の大切さとそれを実現するために思考を止めないこと、
その大切さが巨匠の作品を見ることで改めて実感しました。(Y・M)