相馬視察研修
2014.09.09
先日、建築士事務所協会県北支部の皆様方と相馬地方の視察研修に行って参りました。現在、復興住宅の仕事に携わっている私にとって、復興住宅の施工中から竣工後までの様子を一度に見れる又と無い機会ということもあり、今回の視察はタイムリーだと感じました。視察で訪れた場所を写真と合わせて簡単にご紹介します。
○LVMH子どもアート・メゾン
名前の通り子どもを対象とした建築物です。内部に入ってみると壁に設置された天井近くまである巨大な本棚、子供心をくすぐる秘密基地のような読み聞かせスペース、紙や木材を多用した優しいイメージの空間が広がっていました。
建物の形も面白いので見に行ってみて下さい。
○相馬市災害公営住宅
見たイメージとしては「必要最低限の中にも機能がコンパクトに収めてある」でした。公営住宅だからこそ機能性は重視されていると思います。しかし、外観はどうしても似てしまうので迷いやすいかもしれないと思いました。今回の視察を踏まえてこれからの設計に生かせればと思いました。
○南相馬ソーラー・アグリパーク
太陽光発電を用いた野菜の栽培、2000枚に及ぶ大規模な発電エリア、パネルを操作して太陽光発電を体験するなど自然エネルギーに関連した施設がありました。この施設に遊びに来た子どもたちが体験学習のような形で学び自然エネルギーに興味を持つ人材育成の目的があるとのことでした。
視察後は福島市に戻りまして、懇親会・意見交換会も行い、より一層県北支部の結束が強まったと感じた1日でした。最後に、今回視察研修・懇親会でお世話になったすべての皆様に感謝を申し上げます。(Y.M)